Google Workspace 2026年06月

お名前.comのメールをGoogle Workspaceへ移行する手順──MX設定とDNSの注意点

お名前.comで管理する独自ドメインのメールをGoogle Workspaceへ移行するイメージ

読むのが面倒な方へ — 移行の流れはこれだけ

① 60秒の質問に回答 ② その場で料金の目安 ③ あとはお任せで移行
▶ いますぐ無料で見積もり(登録不要)

※ 設定の中身まで知りたい方は、このまま下へ読み進めてください。

お名前.comで独自ドメインを取得し、そのメール(@会社名.com など)を使ってきた方がGoogle Workspaceへ移行するときのポイントは、ほぼ一点に集約されます。「MXレコードをどこで設定するか」です。お名前.comはドメイン登録・DNS・レンタルサーバー・メールを扱うため、設定画面の場所を間違えると「変更したのに反映されない」が起きやすいサービスでもあります。

この記事では、お名前.comの管理画面(お名前.com Navi)での具体的な操作手順と、つまずきやすいネームサーバーの落とし穴を中心に解説します。移行の全体像(過去メールの扱いやダウンタイム回避)は レンタルサーバーのメールをGoogle Workspaceへ移行する総合ガイド も合わせてご覧ください。

移行前にネームサーバーを確認する(最重要)

お名前.comの「DNSレコード設定」でMXを変更しても、効くのはドメインのネームサーバーがお名前.com(01.dnsv.jp04.dnsv.jp)を向いている場合だけです。他社やレンタルサーバー会社のネームサーバーを設定していると、お名前.com側でいくら設定しても反映されません。まずここを確認します。

ネームサーバーの確認

  1. お名前.com Navi にログイン
  2. ドメイン」一覧で対象ドメインのネームサーバー欄を確認
  3. 01.dnsv.jp などお名前.comのネームサーバーなら、このままお名前.comでMXを設定します(次章)
  4. 他社のネームサーバー(例:レンタルサーバー会社のもの)になっている場合は、そのネームサーバーを管理している側でMXを設定します

「ドメインはお名前.com、サーバーは別会社」というケースもよくあります。その場合、MXを設定する場所は契約形態によって変わります。判断に迷うときは、現状の設定(ネームサーバーと既存のMX)をそのままご相談ください。誤った場所をいじるとメールが止まるため、確認してから動かすのが安全です。

お名前.com NaviでMXレコードを設定する手順

ネームサーバーがお名前.comの場合、以下の手順でMXレコードをGoogle宛てに変更します。

STEP1:DNSレコード設定画面を開く

  1. お名前.com Naviにログインし、上部メニューの「ネームサーバー / DNS」→「ドメインのDNS設定」を開く
  2. 対象ドメインを選択し、「DNSレコード設定」(DNSレコードを設定する)へ進む

STEP2:Google WorkspaceのMXレコードを追加する

  1. 既存の旧サーバー向けMXレコードを削除(または無効化)する
  2. 新しいレコードを次の内容で追加する
ホスト名TYPEVALUE優先
(空欄)MXsmtp.google.com1

STEP3:確認して反映する

  1. 入力内容を確認し、「確認画面へ進む」→「設定する」で保存
  2. 反映には時間差(DNSの伝播)があります。切替の数日前にTTLを短くしておくと反映が速くなります

MXは1系統だけにします。以前のASPMX.L.GOOGLE.COMなど旧5本セットも有効ですが、新規はsmtp.google.com の1本でOK。旧サーバーのMXやプロバイダのMXが残っていると受信が不安定になるため、不要なMXは必ず削除してください。あわせて、送信の到達率を上げるため SPF(include:_spf.google.com)・DKIM・DMARC も設定します。

過去メールの移行

MXを切り替えると新着メールはGmailに届くようになりますが、それまでお名前.com側にたまっていた過去メールは自動では移りません。Google Workspaceのデータ移行サービス(IMAP)で取り込みます。

過去メール移行の流れ

  1. お名前.com側のメール設定で、各アカウントのIMAPサーバー名・ポート・パスワードを確認
  2. Google管理コンソール → 「アカウント」→「データ移行」→ 移行元にIMAP、種類にメールを選択
  3. IMAPサーバー名を入力し、対象ユーザー(複数ならCSV)を指定して実行
  4. MX切替の前に一度、切替後にもう一度流すと、切替時の取りこぼしを防げます

データ移行サービスで移るのはメールとフォルダ(ラベル)だけです。連絡先やカレンダーは含まれません。連絡先はCSV/vCard、カレンダーはICSで別途インポートします。

つまずきやすい注意点

  • ネームサーバー不一致──前述のとおり、お名前.comのDNSレコード設定はネームサーバーがお名前.comのときだけ有効。これがいちばんの「反映されない」原因です。
  • 解約は移行完了後に──過去メールの回収とメール到達を確認するまで、お名前.comのサーバー・メールは解約しないでください。
  • ドメインの自動更新は維持──移行後も独自ドメインは使い続けます。ドメイン自体の契約・自動更新は止めないようにしましょう。
  • info@ などの共有・転送──共有アドレスや自動転送は、Google Workspace側でグループやルーティングとして作り直します。
  • 機器・サービスの送信設定──複合機のスキャン送信やフォームのSMTPなど、旧サーバーを使っていた送信設定は見直しが必要です。

まとめ

  • お名前.com移行の肝は「ネームサーバーがお名前.comか」を先に確認すること
  • お名前.comの場合は ネームサーバー/DNS → ドメインのDNS設定 → DNSレコード設定 でMXを smtp.google.com(優先1) に変更
  • 旧MXは削除し1系統だけに。SPF/DKIM/DMARCも整える
  • 過去メールはデータ移行サービス(IMAP)で、切替前後の2回流して取りこぼし防止
  • 到達確認までサーバーは解約しない

「自社のお名前.comの画面でどこを押すか不安」「メールを止めずに移したい」──そんなときは、画面に合わせて段取りごとお手伝いします。まずは現状(人数・過去メール量・希望時期)を整理するかんたん移行ヒアリングからどうぞ。

まず60秒で「料金の目安」をチェック

7つの質問に答えるだけで、あなたの規模での概算と、相談に必要な情報が整理できます(無料・登録不要)

▶ かんたん見積・移行ヒアリングへ

📎 合わせて読みたい関連記事

よくある質問

Qお名前.comでMXレコードを変更したのに反映されません。なぜ?
A多くの場合、ドメインのネームサーバーがお名前.com(01.dnsv.jp〜04.dnsv.jp)以外を向いているためです。お名前.comの「DNSレコード設定」が効くのはネームサーバーがお名前.comのときだけ。他社サーバーのネームサーバーを使っている場合は、そちら側でMXを設定します。
QGoogle Workspace用に設定するMXレコードの値は?
A現行の推奨は1本だけで、ホスト名は空欄、TYPEはMX、VALUEはsmtp.google.com、優先度は1です。旧5本セットも有効ですが新規はこの1本でOK。旧サーバー向けのMXは必ず削除し、混在させないでください。
Qお名前.comのレンタルサーバーはすぐ解約してよいですか?
A移行とメール到達を確認するまで解約しないでください。過去メールの回収が終わる前に解約するとメールを失うおそれがあります。ドメインとサーバーをセット契約している場合はDNS管理にも影響するため、移行完了を確認してから解約しましょう。

まずは無料で「料金の目安」をチェック

7つの質問に答えるだけで、あなたの規模での概算と、相談に必要な情報が整理できます(無料・60秒・登録不要)。ネームサーバーの確認からMX切替・ダウンタイム回避まで対応します。

▶ かんたん見積・移行ヒアリングへ

または、いきなり無料相談する